「過去世のカルマ」と「今世の使命」を知る
さて、ファーストプログラムのクライマックスです。
私たちの過去世は一つではありません。数えきれないほど幾世もの過去世を生きてきたのです。
もちろん、様々な過去世があったでしょう。しかし、私たちの生命は、過去世から引き継いできているので、過去世と今は、同じような「生命の傾向性」であったと考えられます。
しかし何度も人生を繰り返してくる中で、成長し成熟した部分もあるでしょう。また強調され過ぎて、こびり付いた頑固な癖のようになっている部分もあるでしょう。そしてその「傾向性」は、今世でも「そのまま」現れているのです。
その中でも、今世に強い影響を与えている過去世からの傾向性を、2つのポイントから読み解いていくことができます。
太陽星座から読み解く方法
幾世の過去世で、良いところも悪いところも十分に学んだ末、宇宙から「今回の人生はこれをベースに生きていきなさいね」と授けられた生き方が、太陽星座に表れています。
言い方を変えれば、過去世で課題をクリアして卒業してきた結果として、「今世での使命」が太陽星座にあるという捉える事ができます。
ファーストプログラムでは、「太陽星座」から人生のテーマを読み解いていきます。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルから読み解く方法
幾世の過去世の中から、今世に一番強い影響を与えている過去世からの流れが、ドラゴンテイルに過去世のカルマが、ドラゴンヘッドに今世の使命として表されています。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルはオポジション180°、つまりホロスコープ上の対局に位置します。これは、過去世のカルマと今世の使命(果たしていくべき未来)は対になっている事を意味します。
これらの示す生命の傾向性は、決して優しいものではありません。生命の奥底に頑固な癖のようにこびり付いてしまっているからです。
癖は強くなればなるほど、自分では自覚できません。自分にとっては、それが当たり前になってしまっているので。
従って、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルのソウルリーディングを聞いても「私の事ではない」と自覚できない人も少なくないのです。つまり「外れている」と思われがちなのです。
また、その癖を直そうと思っても、簡単に直せるものではありません。それなりの覚悟と決意が必要なのです。
これまで占星術師として伝えてきた経験上、人生において究極とも言えるような困難(つまりカルマですね)にぶつかり、それまでの自分を根底からひっくり返されるような体験を持つ方は、この内容を深く心で理解します。しかしそうでない方は、拒否反応を起こす人もおられるようです。そして拒否するタイミングが、不思議と「カルマに直面する直前」なのです。
きっと生命は理解しているからなのだと思います。そして心の奥底で恐れてしまい、拒否してしまうのではないかと推測しています。これでは何の為に学ぶのかわかったものではありません。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの中には、私たち生命の持つ「根源の個性」、私だけの「真の人生の目的」、私が「最高に輝く生き方」、宇宙から与えられた「本当の使命」が秘められています。
これをいざという時に投げ出す事なく、自分の支えとしてもらう為には、「どう捉えるか」という基本の基本から、徹底的に学んでもらう必要性を感じています。
従って、このテーマに関しては、今後リリース予定の「ソウルリーディング学習プログラム」の中で改めて紹介して参ります。
太陽星座でソウルリーディングを行う本来の目的
大宇宙は、私たち人間がスムーズに成長していけるよう、あらかじめ学習プログラムを用意してくれている気がしてなりません。
太陽星座の課題・テーマは、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルが示す課題を学ぶための、いわば「練習段階」なのでしょう。
太陽星座の示す過去世は、私たちが良いところも悪いところも学びきり、いわば「卒業」してきた課題なのです。従って、ここで明かされる「過去世のカルマ」は、私たちにとっては克服しやすいものとなっています。ここでわかる「生命の癖」は自覚しやすく、自覚してしまえば、すぐに直せるものなのです。
そして多くの人が感じるのではないでしょうか。ここで示される「今世の使命」や「人生の生き方」は、「もうそのように生きているよ!」と。
こうして私たちは、宇宙からの学習プログラムに則って、既に練習させられているのです。
私たちは太陽星座から、「過去世からの流れ」「今世へのつながり」を学びます。そして「生命の癖」とは何か?それをどう直していくのかを学びます。そして「カルマの克服」とは、カルマに振り回されるのではなく、自分の「未来の使命」に自覚して生きることで克服できるものだという「法則」を学ぶのでしょう。
そしてこの「法則」はドラゴンヘッド・ドラゴンテイルにおいても変わりはないのです。
それでは、太陽星座からのソウルリーディングの流れをまとめておきます。
①太陽星座の対局にある星座を調べる。この星座の特徴が「過去世の私」になります。
②対局の星座の特徴から、過去世の人生をイメージする。
③対局の星座の特徴から、過去世で作ったカルマを学ぶ。
④上記③のカルマが、今世にどう表れているかを学ぶ。
⑤そのカルマの影響を克服する為に必要な事を、太陽星座から学ぶ。
⑥太陽星座が示している、私に与えられた使命を学ぶ。
以上の流れを、ワークシートに沿って進めていきます。
それでは、いつものサンプルさんのチャートと、星座が定位置のチャートを見てみます。
サンプルさんは、太陽星座が「しし座♌️」です。
では、しし座♌️の対局の星座は?といえば、チャートの外側にある♌️マークを見つけてください。ちょうど真上にありました。その対局は・・みずがめ座♒️ですね。
わかりにくい方は、右の「惑星の定位置」を表すチャートを元に探してください。こちらは、ちょうど反対を探すだけなので、簡単にわかりますね。
さて、サンプルさんの場合、多くの過去世では「みずがめ座♒️」であった事になります。(一個前の前世という意味ではないですよ)
そして、みずがめ座♒️らしく、あまり周りを気にせず自由奔放に生きてきたのです。だから今世では、バランスを取った人格になる為に、対局的な生き方、しし座♌️のように周りの人のリーダーとして生きましょうね・・という意味になるのです。
それでは上記の方法を参考に、各太陽星座ごとに詳しく見ていきましょう。