占星術においては、地球から見た太陽の軌道である「黄道」上に12星座が並んでいますが、地球を中心にした天体を立体的に捉えて、12に分けたものを「ハウス」といいます。
そしてこの概念を平面に落としたものこそが、ホロスコープチャートなのです。
それではサンプルチャートを見て見ましょう。
まずホロスコープチャートには、重要な4つのポイントがあります。
左側の矢印の先がASC(アセンダント)、反対の右側がDSC(ディセンダント)、上の矢印の先がMC(エムシー)、反対の下がIC(アイシー)と呼びます。
そしてホロスコープチャートは1から12まで12個に分けられていて、それぞれ1ハウス〜12ハウスと名付けられています。
それぞれのハウスには、私たちが人生のどの分野で輝いていくか・・という、人生のテーマが割り当てられています。
惑星と星座が、個性を表していました。であるならばハウスは、その個性をどの分野で発揮していくとより輝けるか・・という事がわかります。
占星術を知らなくても、「自分らしく」生きている人は、意外とハウスの示す分野で輝いて生きていたりします。しかしながら、これまでの日本の社会においては「周りに合わせて仕方なく」「お金のために仕方なく」と、何かを我慢して生きている人も多いので、本来持っている自分の個性を活かしきれていない場合も少なくはありません。
自分がどの分野で、どういう素質を活かして生きていけば、一番喜びを感じるか?
これだけわかるだけでも、占星術を学ぶ意味を感じませんか?
このサンプルチャートの人は、10ハウスに太陽・水星・火星の3つの惑星が入っています。
10ハウスは「社会性」を表します。つまり、社会の中で、自分自身(太陽)を輝かせ、水星(思考やコミュニケーション)を発揮し、火星(行動力)を活かして頑張れば、一番自分らしい人生を送ることができる・・と言うことです。
逆にこの方が、4ハウスの示す家庭に入り、例えば専業主婦でずっと家にいるような生活をしていたら、ストレス溜まりまくるかもしれませんね。(笑)
それでは、ハウスをもっと詳しく学んでいきましょう。