占星術で読み解けることは、大きく2つあります。
まずは誕生時ホロスコープチャート(ネイタルチャートと言います)から、その方の個性や特徴、人生で輝けるステージなど、人生のあらゆる可能性を読み解くことができます。まさに「人生の設計図」が誕生時の星の配置に表されているという事になりますね。
また、誕生時のチャートに、今現在の星の配置を重ねることで、未来予測をする事が可能です。未来予測には様々な手法がありますが、それらを組み合わせる事で、未来を予測していくのです。占星術は「人生の航海図」と言われるように、予測した未来を参考に、今の自分が進みたい方向に舵を取っていくイメージです。
さて、生命の個性占星術の学習プログラムは、誕生時のチャートを元に、自分の個性を見つけていく事を当面の目標として学習を進めて参ります。
まずは誕生時チャートを読めるようになることが目標
誕生時ホロスコープチャート(以下、誕生時チャートと呼びます)は、その方が生まれた瞬間の、天体の配置を図に表したものとなります。
従って、誕生時チャートを出す場合は、「出生時間」と「出生地」が必要となります。
同じ時間に、同じ地で生まれる方と考えたら、ほとんど奇跡のようなものなので、誕生時チャートは、まさに自分だけの「生命の設計図」と言えるでしょう。
自分の「出生時間」がわからない方は、誕生日だけでチャートを出すことになります。理論上、同じ地で生まれた(例えば○○市)誕生日が同じ人は、同じチャートになります。しかし、これが間違えというわけではありません。ほとんどの占いが、誕生日だけで占いますね。でも、それなりに核心はついているかと思います。従って、出生時間がわからない方でも諦めないでください。それでも十分すぎるくらいの情報は知ることができますので。
それでは、下記に誕生時チャートのサンプルをお見せします。
初めて見た方は、これだけでは全くわからないと思います(笑)
ところが、この中に驚くほどたくさんの情報が詰まっているのです。
ここでは簡単な意味だけを解説しておきます。
占星術は、夜空の天体は地球の周りをまわっているという、いわゆる「天動説」を基本に考えられています。今では科学的に、地球も太陽の周りをまわっている惑星の一つだという「地動説」が常識ですが、占星術の世界に関しては、いまだに地球=自分の周りにある星の配置という観点から、昔の考えのままに星を見ているのです。
※科学が苦手な方は、こういう理屈は無視していいです。学びの目的にはあまり関係ありません。
ともあれ、地球から見た場合の、太陽の軌道を「黄道」と言いますが、その黄道上にある12個の星座を重要視し、夜空を12個に分けます。そして、太陽や月、そして惑星たちが、この12の星座のどこに位置するかを平面図に表したものが、ホロスコープなのです。