星読みの醍醐味は、なんて言っても未来予測にあります。
過去の自分を知り、現在の自分を知り、そして未来までも予測できるのです。
ほしよみ.comが推奨する個性占星術は、いわゆる星占いのような未来予測には重点を置いていません。しかし、人生の大きな転機となったり、過去世からのカルマに直面したり、人生の使命に目覚めるような時には、大きく星が動いているのです。
そして地の時代から風の時代の変革期である今の時は、世の中全体が、いわば転機とも言えます。やはり星が大きく動いているのです。
これが個人に影響しない訳がありません。宇宙は、一人ひとりの人間レベルの単位から、世界を変えようとしているのでしょう。
最近、個人鑑定を行うと、今年から来年にかけて、大きな転機を迎える人があまりに多いのです。そして人生でいつかは克服すべき大きなカルマに、今から直面していくであろう人ばかりだと気が付きます。
ほしよみ.comにおいても、未来予測のテーマは、もう少し基本のコンテンツが充実してから取り組もうと考えていました。しかし、そうも言っていられないかなと感じるようになりました。
ほしよみ.comの姉妹サイトである、”キッズほしよみ”及び”ジュニアほしよみ”では、子供たちが占星術に興味を持ってもらう事を第一の目標としています。従って、こちら2つのサイトでは、当面は未来予測のコンテンツは扱いません。(多分)
また、”ほしよみ”においても、未来予測の参考資料的なコンテンツは、もう少し先と考えています。
現段階では、自身の体験や、鑑定現場の実感を元に、個々のテーマを掘り下げたコラム的な内容を、不定期で配信したいと思います。
トランジットで見る未来予測
占星術の未来予測には、様々な手法がありますが、占星術の現場で一番の定番であるトランジットで見る未来予測をテーマにします。
トランジットとは、今現在動いている惑星の動きを調べることで、それが自分のネイタルチャート(誕生時のチャート)にどのような影響を与えているかで未来を予測する手法となります。
運行中の惑星は、計算で出せますので(現在はアプリ等で簡単に出せます)トランジットで何年も先までの未来を読むこともできれば、時計を逆まわしして、過去にあった転機の時の星の配置(エネルギー)を調べることも可能です。
ここで動きの早い星(地球から見た場合という意味です)例えば、太陽や月の動きを読むことで、「今日の運勢はこう」とか「今月の流れはこう」といった、いわゆる星占いが可能になります。
反対に動きの遅い星、つまり地球から離れた惑星ですね。これら遠くの惑星は、地球から見た場合は、ゆっくりと移動していく事になるので、これらの星がネイタルチャートの惑星などと特別な関係(配置)となる時、人生で大きな転機となりやすいのです。
個性占星術においても、木星より遠い星のトランジットに注目し、人生の転機を読むことにポイントを置いています。
占星術で未来を予測した時に、「この時は恋人ができる」「この時は病気をする」といった具体的な答えが出てくるわけではありません。
もちろん統計的に「この時はこうなる可能性が高い」という事はあり得ますが、それでも未来は決まっているわけではありません。
あくまで占星術の現場では、星の動きを複合的に読み、「こうなる可能性が高いので、どう対策していきましょうか?」という感じで、あくまで主導権はその人に委ねられるのです。
とはいえ、動きの遅い遠くの惑星ほど、その影響は大きくなり、それなりの転機となり得る変化が起こるのも、また事実なのです。
もちろん変化の出方は単純なものではなく、誰にも決まった形で出てくるとも限らないのです。
だからこそ、より深い次元で、起こり得る可能性について、星が何のメッセージを送ってくるのかという事を掘り下げて考えていくことが、人生に厚みを増すことに繋がっていくのだと思います。
それでは当面は、”ほしよみ”のコラムから、未来予測の生の体験等をお楽しみください。