占星術のホロスコープチャート(ネイタルチャート)は、ある個人が生まれた瞬間(出生時間)の、その地(出生地)から見た天体の配置が示されます。
つまり個人のホロスコープチャートと同じチャートは、まず無いと言って良い事がわかります。
自分のチャートは、自分だけのまさに「人生の設計図」なのです。
このチャートには、自分の性格や性質、過去世から引き継いだ生命の個性、人生で輝けるステージなど、ありとあらゆる情報が秘められているのです。深く読み込めば読み込むほど、驚くほど多くの情報が示されていることがわかります。
さて、誰もが人生において、様々な悩みや課題にぶつかります。これは人間に生まれた以上、避けては通れません。
自分では越えられないと思う壁にぶつかる事もあれば、「何で自分がこんな目に合わないといけないのか?」と運命を呪うような事もあるでしょう。そして、自分の根底にあるアイデンティティに傷を負い、自分自身がわからなくなる事もあるでしょう。
恐らく多くの人にとって、一番わからないのが自分自身なのかもしれないと思います。一番わかっているようで、一番誤解しているのも自分かもしれません。
こうした迷いに直面した時、これらの答えをホロスコープの中に見出すことができるでしょう。ホロスコープは人生の設計図とも言いますが、言い方を変えれば、自分という存在自体、自分の生命の設計図でもあるのです。
ホロスコープの中には、自分の知らない自分が隠されています。
自分の知らない、過去世での記憶、自分では認知できない、魂の約束、そして今世で必ず果たすと誓った生命の誓願。
自分のホロスコープに出会えた人は、いつかは必ず、本当の自分自身に出会えると思います。
まさにホロスコープこそ、宇宙が私達にくれた、最大の恩恵、私だけの人生の道標なのではないでしょうか?