どんな星座の人でも、その星の持つ特徴があります。それは個性と言っていいかもしれません。
そしてその個性には良い面も悪い面も含まれています。表裏一体とも言えるでしょう。同じ性質が良い方向に出たり悪く出たりするのです。
だからこそ自分の個性を知ることは大切だと思います。自分の良さがきちんと発揮されているか?それとも悪く出てしまっているか・・客観的に見る機会は必要だと思うのです。
これから色々な星座の特徴を個々に語っていきます。その中で悪く出てしまう面も解説していきます。それを自分ごととして一旦受け取るからこそ、より自分らしい生き方に「変えていける」のだと思います。
3ハウス双子座♊️と9ハウス射手座♐️
今回は3ハウス双子座と、その対局にある9ハウス射手座をテーマにします。
特に「言葉の持つ力」をテーマに、この2つのハウスのポイントである「思考」「言葉」に注目して違いを検証していきたいと思います。
射手座さんは多くの過去世で双子座を体験してきています。そして双子座さんは、射手座の過去世を体験しています。
これは多くの過去世である星座の特徴が強く出してきた場合、それが癖として生命に染み付いてしまうからです。どちらかと言えば悪い癖が強くなってしまうと考えていいかもしれません。その悪い癖を矯正してバランスを取る為に、対局にある「正反対」の要素を学ぶことで、矯正されていくのでしょう。
今回は特に、射手座♐️の人の課題にスポットをあて、双子座の過去世がどうであったか?それが射手座としての今世にどう影響が出ているのかに注目していきます。
3ハウス双子座♊️の基本的な特徴
3ハウス双子座の示す基本の意味は「知識」です。
ハウスの概念で考えた場合、1ハウスで誕生した生命は、まず自分自身の自我を確認します。そして2ハウスで衣食住といった基本的な生きる為の概念を覚えます。そして3ハウスから生きる為の学びが始まるというイメージになるでしょう。
3ハウスでは「読み」「書き」「話す」という基本的な学びが強調されます。色々なものに好奇心を持ち、情報や知識を集め、それを他者と共有していく・・コミュニケーションを覚えていきます。
他人という存在も意識し始めます。ここでいう他人とは、兄弟姉妹とイメージされます。親は4ハウスのテーマです。面白いですね。親は子供にとって自分の分身だったのでしょう。だから他人と認識するのは、もう少し後の段階になるのでしょうね。
ここから連想していく双子座の特徴は、とにかく頭が良いという事ですね。好奇心旺盛に、情報収集に明け暮れます。たくさん学んで、たくさんアウトプットもしていきます。コミュニケーションには知識だけでは不十分なので、明るくて人に好かれるタイプ。つまりコミュニケーション能力にも長けているとイメージできます。
一方で双子座からイメージしやすい特徴で「二面性」というワードが出てきます。これは後で詳しく解説しますが、熱しやすく冷めやすい、浅く広く、優柔不断という特徴として出たり、悪く出ると裏表がある・・という一面も出てきます。
9ハウス射手座♐️の基本的な特徴
一方、対局の9ハウス射手座の基本特徴を振り返ってみます。
3ハウス双子座は、ハウスの概念で言えば、まだ幼児教育の段階でした。そして9ハウス射手座は、同じ「学び」や「知識」でもより専門的な高等教育の段階にあります。3ハウスは家の近所でコミュニケーションを楽しんでいた段階でしたが、9ハウスでは知識を広める為に、遠方にも学びに出かける・・という意味から「海外」というキーワードも出てきます。
射手座さんは自由で開放的、束縛されるのを嫌うという特徴があります。目の前のものに捉われる事なく、真実を求めて自由にどこまでも探求していくイメージです。
射手座さんの場合、双子座の過去世の傾向を引き継いでいる一面があります。つまり「二面性」の悪い面は強調されてしまっているかもしれません。従って、熱しやすく冷めやすい、情熱的だけど対象がコロコロ変わる、熱中もするけど飽きるのも早い・・など、「態度が急変」するのも特徴です。
後で詳しく解説しますが、ここに射手座さんの大きな業が隠されてもいるのです。
射手座にも双子座にも「知識」や「学び」といった共通テーマがありますが、どこに違いがあるのでしょうか?これはハウスの概念で考えるとすぐ理解できます。
双子座の場合、あくまで知識は「自分のため」でした。生まれたばかりの子供は、自分が生きる為に学んでいるのは当たり前の事です。しかし射手座さんは、もう社会に出ています。人間という輪の中で生きています。だからここで学んでいる知識や学びは「人のため」であるべきなのです。
射手座のモチーフは、キロンです。半人反馬のカイロンのことです。キロンのテーマは「自身の傷を癒した分野において、他者の傷も癒す」になります。やはり射手座のテーマは「人のために活かせる知識を学んで伝えていくこと」と言えるのではないでしょうか?
(キロンの詳細は、こちらの記事で紹介しています。)
双子座♊️時代の過去世を検証する
さて、今回の主役は射手座さんです。従って、射手座さんがたくさん経験してきた双子座としての過去世を考えていきましょう。
双子座の一番の特徴は「知識」そして「言葉」です。そう、双子座さんは「言葉」を武器にしていたのです。
ここから双子座に向いている職業を考えてみましょう。
まず現在で言えば、営業マンは最適ですね。小説家などの物書きも向いているでしょう。先生みたいな立場も考えられますが、学校教育=人のための教育はむしろ射手座の分野なので、同じ先生でもビジネスを勧誘する講師業の方がピッタリくるかもしれません。笑
(相手に必要かどうかは関係なく)自分で発信したい情報を発信する立場・・という事は、今流行りのユーチューバーも向いていそうですね。笑
それでは過去世はどうであったか?
やはり何かの「物」や「情報」を売っていたような立場がイメージできますね。もしくは真理とは程遠い、自己流の思想を教えているような立場もあったかも。・・・壺とか売っていたかもですね。笑
この地球の同じ時間軸の過去世で考えた場合、過去においては今よりも失敗=死という時代背景だったと想像されます。
つまり物を売らなければ生活できない。生活できないイコール死・・のような人生が浮かんできます。
とにかく巧みな言葉を駆使して、何がなんでも相手を説得し、物を売っていたような人生が想像できます。
こうイメージしていけば、言葉を武器に物を売ることが生命線であり、その「物」がいい物であるか、悪い物であるかは二の次になってくるでしょう。悪いパターンにおいては「詐欺師」のような存在であったかもしれませんね。
カルマを積む法則
改めて、カルマを積むに至るまでの法則=パターンを振り返ってみましょう。
これは、全ての星座に当てはまります。
まず、誰でも「一番大切なもの」があります。それが命に関わるような「生命線」であったら、その生命線を失ってしまうことが「恐れ」となります。この恐れが、無意識に刻まれていくのです。
射手座さんの過去世、双子座の時代においては、生命線は「言葉」でした。自分の「言葉」が唯一の武器です。物を売る為には、自分の言葉で相手を誘導するのが、生きる為の道だったのです。
こういう生き方を続けてくると、道徳心が欠如してきます。欠如させないと自我が保てないからでしょう。
少しくらいの嘘をついてでも、言葉を駆使して、相手を丸めこむことに命をかけていた事でしょう。言葉で相手をコントロールしていた・・要は「洗脳」ですね、こんな経験も、あったに違いありません。
でもこの過程の中で、多くの人を傷つけていたに違いありません。これが負のカルマとなります。
偽りの言葉は、人を傷つけることはあっても、人を幸せには絶対にしません。
壺を買わされた人も、本人は良かったと思っているかもしれませんが、その実「生命」は傷ついているのです。笑
・・・こうやって書いていると、今の時代でも、あまり変わらないかもですね。笑
先ほど、双子座には二面性という特徴があると言いました。裏表。白黒。・・こう書かれている解説はあまりないかもしれませんが「正悪」という意味もあるのかもしれません。
さて、このカルマを引き継いで生まれてきているのが射手座さんです。つまり「二面性」の課題は、双子座さんより射手座さんに色濃く出ていると解釈するべきなのです。
ここを学び改善していくことが、射手座さんの人生の大きなテーマなのです。
思ったより記事が長くなってしまったので、次回に続きます。