各星座の本質を探る

占星術にとって、星座の意味は非常に大切です。星座の特徴を深く知れば知るほど、リーディングも深まると言って良いでしょう。新企画“生命の個性占星術Ver1.0”では「各星座の本質を探る」というテーマの特集から始めようと思います。

星座の意味は、ホロスコープから個人のパーソナリティを読むだけではなく、過去世での人生を読むにも、今の人生の使命を読むにも、全てに関わってくる大切な要素です。
また、ハウスの意味も、星座がわかればわかる程、深くわかってきます。これは下記の図が示すように、各惑星の定位置とハウスの意味は密接に関係しているからです。

各星座の特徴を深掘りして考察していく前に、対局にある星座との関連性を先に考察していきます。

対局にある星座

対局にある星座どおしは、「似たようなテーマ性で、真逆のテーマを持っているもの」と言えるでしょう。
これはハウスを人生に例えた場合、ホロスコープの下半球は「自分の成長」をテーマにしており、上半球は「他者との関わり」をテーマにしているからでもあります。

ソウルリーディングで過去世を読む場合は、太陽星座やドラゴンヘッド星座の対局が、過去世の人生と捉えます。もちろんホロスコープに「過去世は○○だった」などの具体的な姿が出ているわけではありません。しかし星座の持つ特徴から、過去世の魂の傾向性がわかり、そこから考えられる立場や、人生のパターンが自然と浮かんでくるのです。

そして幾世もの過去世の経験の中から、特に影響力が強かった過去世の人生での経験が、生命に刻まれて今世に引き継がれているのです。つまり、過去世での生命の傾向性は、そのまま今世に引き継がれます。
これは私たちが夜に寝て、朝起きても、「同じ私」であるのと同様です。寝たら人間が変わるものではありません。笑
これが輪廻転生の原理です。

しかし過去世と同じという事は、思考パターンや行動パターンに同じような「癖」を持っていて、それが引き継がれているのですから、今世でも同じようなパターンに陥り、過去で失敗した経験は、また同じように繰り返してしまう事を意味しています。
だから、過去のパターンから脱却する為に「真逆の道」が与えられているのです。「生命の傾向性」を矯正するというイメージになるのでしょうか。これが宇宙から与えられた「成長のプロセス」なのでしょう。

つまり今の太陽星座や、ドラゴンヘッドの星座は、私たちが目指すべき目標=「未来の私」と言っても良いかもしれません。


このように星座と、対局の星座は、重要な意味を持っているので、まずはここから考察していきたいと思います。

考察の順番は、順不同になりますが、完成したら改めて並び替えますね。