占星術を科学的に見た場合

占星術は一般的には「占い」として位置付けられます。
そして占いは「科学的ではないからNGという人も、未だ多いかと思います。
それでは実際には「科学的でない」のか?当てにならないものなのか?などを改めて考えてみましょう。

まずよく聞く「占星術は統計学」かどうかを考えてみます。
正確に言えば、統計学ではないでしょう。強いて言えば「統計学みたいなもの」とは呼んでいいかと思います。

占星術には8000年の歴史があると言います。これだけの歴史があるという事は、空の星の動きが、時代の変化や、個人の人生の流れに影響することは、疑いないかと思います。
しかし占星術と言っても、様々な読み方があり、体系づけられているものではありません。個々によって読み方も違います。そういう意味では、やはり統計学とは言い切れないと思います。

もちろん、一人の占星術師の個人的な体験や実感から「正しい」と認識できるだけのものがあるも間違えないですね。

次に、科学的ではないという方は、もう少し科学を学んだ方がいいかと思います。恐らく科学的ではないという方の「科学」とは「古典科学」のことを指しているはずです。今や、量子論などの認知により、目に見えない世界の存在があるという方が正解で、ただ完全に解明されてないというだけなのです。

そもそも、私たちは「心」という解明されてない世界を実感しながら生きているのですから。

それでは、私なりの見解をお話しします。
占星術は「医学」に一番近い立ち位置だと思います。

医学は、すべての答えが出ているものではないです。このようにすればこの病気が改善する。しかし「なぜそうなのか?」という根拠がないもののもたくさんあるのではないでしょうか?
過去から現在に至るまで、新しい病に直面した時は、トライアンドエラーの連続で、「原因」はわからなくても「解決策」だけを優先して追求してきた・・その繰り返しだったのではないでしょうか?

今回、コロナの問題と、ワクチンの問題で、様々な物議が醸し出されました。医学は改めてみんなが思う「科学」とは違い、必ずしも安全なものではないことを認識する形になりました。

これに比べたら、占星術の信頼性の方が格段に上でないかとも思うのです。

占星術は医学と同じで、明確な根拠があるかどうかより、実際にどういう結果になるかの方を大切にしています。そして多くの人が、その結果を実感しているのです。

占星術と医学、もう一つの共通点

私は、占星術と医学は、もう一つ大きな共通点があると思っています。

医学は身体の不調を治します。占星術は心の不調を整えることに役立ちます。
しかし双方共、そのサポートをするだけで、不調を治すのはあくまで私たち「人間」であるという点です。

病気を治すのにも、自分自身に「治る」「治す」という意思があるかどうかに関わっていると言われます。医者の治療や薬は、それを助ける役目と言われています。

占星術も全く同じです、ホロスコープの中に、悩みに解決する答えが隠されていったとしても、それをどう捉え、どう活用するかの主体者はあくまで私たちなのです。自分が何もしないで、勝手に問題が解決するという事はないのです。

占星術も医学も、私たち人間が幸せな人生を送るために、人間が生み出した、否定すべきではない特別な「力」なのだと思います。