子供の教育と占星術

個性占星術では、子供の教育の一環に占星術を取り入れられるように、という一つの目的があります。
これからの風の時代は、個性の時代と言われるように、画一化された社会から飛び出し、自由で独創的な個性を持つ子供が益々増えるであろうからです。

今の世の中では、まだまだ従来の平均点的な教育が主流の為、学校というルールの枠からはみ出した子供たちは窮屈な思いをしているに違いありません。大人は子供を既存のルールに当て込めようとしてしまい、子供たちはより一層生きづらくなってしまう。これもまた現実なのでしょう。

個性占星術で「個性」を知る事は、自分がどうすれば輝き、どうすれば生きやすくなるかを知るきっかけとなります。
自分を早くから知る事は、悪いことではありません。そして同時に、周りの大人も子供の個性を知る事で、育て方が変わってくるかもしれません。

新しい社会の基本は?

個性の時代は、自分の個性を伸ばしていけばいいわけでもありません。それでは個人個人が分離した、訳のわからない社会となってしまいます。

それでは今後は、どのような社会になっていくのでしょうか?

まずは、既存の社会、地の時代の象徴である「ルール」からの脱却です。
具体的には、人対人、社会対社会、人対社会など、様々な関係において生じた「共依存」の関係から抜け出すことから始まります。

そして自立した「個人」を確立するのが急務です。大人はもちろん、子供たちも課題は同じです。
風の時代の大転換期、2025年くらいまではこの傾向が進んでいくと思います。

そして最後のステージは、自立した個人と個人が、新たな絆を築き、共存共栄していく段階に入っていくと思われます。
その為には、これまで以上に他者を理解し、他者の個性を知り、そして尊重していかねばなりません。人は皆、自分と同じではないんだと、気がつかなくてはなりません。

個性占星術の役割

個人を知るには、個人を客観的に見る方法が必要です。
個性占星術の一番の目的は、より広い視野を持って、自分を見下ろすことで、自分を客観的に見ていく事ができるようになる事であります。

同じ目的で、心理学などを用いてアプローチする場合もあります。しかし心理学では「過去世に原因がある今の私」に対するアプローチが弱い感覚を持ちます。
また最近は、様々なスピリチュアル思想も急速に普及しています。しかしこれらの多くが、根拠が薄いものが多く、真実と偽物の判断基準が極めて曖昧です。

その点、客観性と実用性を考慮した場合、占星術は一歩抜け出した、信頼たり得る知識になると考えます。

占星術が示すホロスコープチャートには、今の自分の姿だけではなく、過去世から引き継いできた生命の傾向性、そして未来の可能性まで、たくさんの情報が詰まっています。

ホロスコープはどこまでも深く、学べば学ぶほど多くの情報を得る事ができるようになります。
しかし専門家でもない方たちは、底なしの知識の沼にハマってしまう事が、一概にいい事であるとも思えません。

個性占星術は、占星術を深く掘り下げる方向ではなく、より多くの人に必要な知識を、わかりやすく広めていく事を目的としています。